鉄塔とは、鋼鉄製の等又は構造物を言い、送電線や電波のアンテナ塔などがあります。
高圧電流の近傍や高所での危険を伴う作業や塗料の飛散等をさせないような養生をするなどの特殊な工事です。
鉄塔
「鉄塔工事の施工」について
本工事を施工にあたって「架空送電線路請負工事標準仕様書」・「架空送電線路鉄塔塗装工事標準仕様書」並びに本工事追加仕様書に基づき、十分な工事の打合せをし、公的使命を認識して人身事故はもとより設備事故、公衆災害等の絶無を期して施工するものとします。
1. 準備
現場管理スタッフ、作業員全員参加によるTBM-KYを実施し、作業内容、作業手順、注意 事項の周知徹底を図る。
2. 資材搬入
トラックにて足場資材の搬入を行う。
3. 足場仮設、飛散防止ネット仮設
・赤旗を設置して充電部と区画する。 ⇒ ガイドロープを設置してから金車の設置を行う。 ⇒ 足場資材を吊り上げ順次足場の仮設を行う。 ⇒ 飛散防止ネット(二重)にて養生を行う。
4. 地上養生 (鉄塔敷地内の養生)
5. 表示札取り外し
・改札札、注意看板、線名札等の取外しを行う。タブレットハンガーは、ボルトを緩めて施工するものとし、取り外さない。
6. 2種軽微ケレン
・電動工具及び手工具を使用して白さび、赤さび、付着物等の除去をする。ケレン後、降雨により即日塗装が出来ない場合は必要に応じて翌日にケレンをやり直して塗装する。
7. 塗装(下塗り・上塗り)
・ケレン完了後、上部より順次塗装する。ボルト廻りは、小刷毛等を用い入念に塗装する。
8. 表示札取付け
・取り外しておいた回線札、注意看板、線名札等を取付けを行う。
9. 足場撤去・飛散防止ネット撤去
・飛散防止ネットを撤去、固縛する。足場パイプを撤去する。
また、足場のアタリ拾い(足場に当たって塗装が出来なかった箇所を足場撤去後にタッチアップ塗装)を行います。
10.塗装記録標示
11.後片付け・清掃
12.産業廃棄物処理
・工事に伴い発生する空缶等は関連諸法規に基づき当社の責任において適切に処理します。
*上記、作業は高所作業の為、不安全行動、作業環境、安全衛生管理の状況等を確認し無事作業が終えることが出来ました。